東京本郷菊坂から東大キャンパス
土曜日に東京で知人達と忘年会、昼間に樋口一葉をはじめ坪内逍遥、谷崎潤一郎など多くの文豪が住み集まった本郷の菊坂辺りと東大キャンパスを巡ってきました。特に樋口一葉の「たけくらべ」の下町描写は私の小学生時代を思い起こさせ、一度は訪れてみたい所でしたので一寸期待していましたが、現実には路地空間は随所に残っていますが建物が写真の様に建て替わってレトロな感じは薄らいでいます。 中西 曄
文豪も歩いた菊坂の本通り
途中の魚屋肉屋のお店「菊坂コロッケ」を買う若者たち
有名な路地の金魚坂
路地のような通りに有るお店
住宅地を東に抜けると今美しく色付いた銀杏並木の本郷通り、ここから東は広大な東大キャンパスです、正面玄関を入ると銀杏並木の奥中央に学生紛争で有名になった東京都有形文化財第1号の安田講堂や、両側に建つゴシック調の厳めしい学舎もほとんどが都の有形文化財で90年以上改修されながら使われ続けた歴史の重さに圧倒されます。丁度前日私の母校でもある名古屋大学が「低炭素エコキャンパス」の取り組みにより、日本建築学会賞を受賞した講演をお聞きしましたが全く対極の建築物を見た思いです。
東大前の銀杏並木の本郷通り
東大正面玄関を入った銀杏並木、奥突き当りが安田講堂
法学部学舎
校舎を貫く通路
安田講堂
東京大学御殿下記念館
三四郎池