(22) ミュールマキ教会

 ヴァンター市のロウヘラ駅からすぐの所に位置するこの教会は、聖堂建築家として有名なユハ・レイヴィスカにより設計されました。針葉樹林と溶け込むように垂直に伸びた建物が印象的でした。礼拝堂の収容人員は450名、集会室と合わせると700名以上収容できます。教区センターとしても利用されており、デザイン性だけでなく機能性としても高い教会です。

 窓から差し込む自然的な陽光とアアルトが設計した照明ペンダントの間接光との調和は、見せられる人々の感情までを動かし、聖なる空間をつくりあげていました。ル・コルビユジェ設計のロンシャンとはまた違った光の演出がとても面白い光の教会です。(記:北田莉沙)

目次

  • (1) ヘルシンキ中央駅周辺
  • (2) エスプラナーディ通り
  • (3) トーロ湾西岸
  • (4) 元老院広場・ヘルシンキ大聖堂
  • (5) テンペリオウキオ教会
  • (6) シベリウス公園
  • (7) カンピ地区
  • (8) デザイン博物館
  • (9) ハカニエミマーケット
  • (10) カタノヤッカ島
  • (11-1) カイヴォプイスト公園(1)
  • (11-2) カイヴォプイスト公園(2)
  • (12) エイラ地区
  • (13-1) ルオホラハティ・カペル地区(1)
  • (13-2) ルオホラハティ・カペル地区(2)
  • (14) カリオン教会・トーロ湾東岸
  • (15) ヴァッリラ地区
  • (16) アアルト・自邸
  • (17) アアルト・アトリエ
  • (18) ムンッキニエミ地区
  • (19) ピック・プオパラハティ
  • (20) アラビア地区
  • (21) カピュラ地区
  • (22) ミュールマキ教会
  • (23) マリメッコファクトリー