台北の中心地から東へ電車やバスで60~90分ほどの山あいに九份はあります。19世紀末の金の採掘で栄え、閉山後に街は衰退していましたが、台湾映画のロケ地となったことで、人気の観光地となっています。千と千尋の神隠しの湯屋のモデルと言われているお茶屋さんもあり、たくさんの観光客で賑わっていました。九份は、年間200日以上が雨となる地域で、訪れた日も残念ながら雨で、街の雰囲気を愉しむというより、傘・傘・傘の記憶の方が大きく刻まれてしまいました。 (記:大谷文恵)