パリの西方約20kmに位置する郊外の高級住宅地です。森林に覆われた地域を都会風の新たな都市とするため、イギリス庭園都市の計画に沿いポール・ド・シュロ伯の主導で開発され1858年に分譲が開始されたコミューンです。景観規制や建築規制などが定められ、この街はフランスで最初に施行された計画的な景観設計の都市の一つです。
広大な公園の中に戸建住宅を点在させ、周囲には公園や人工の川や湖が配置されています。街路樹は植樹されて100年以上経過し、どの通りも大木が並ぶ街路景観に魅せられました。ストリート景観は街路樹で覆われ奥の建物は見えません。(記:野々川光昭)