バスティーユ

(4) バスティーユ

フランス革命の発端になったバスティーユ襲撃事件が起こった場所です、今はその記念のオブジェがバスティーユ広場に建っていますが、広場まわりは近代的なオペラバスティーユなどが建ち当時の面影はありません。しかし路地裏に入ると、石畳の小径があり、中庭があります。今回の訪問で、建物で囲まれた庭を通路で繋いだ中庭空間を見ることができました。また、バスティーユ高架鉄道改修では、廃線となった鉄道の下部を店舗や事務所に利用し、上部を長さ4キロに渡る歩行者用プロムナードとして利用されています。このプロムナード・プランテは緑や花で覆われ、街並みを高架の上から高い目線で見渡すことができます。沿道の建物は、以前は鉄道沿いの良い環境といえない立地でしたが、今では静寂で緑豊かな住宅地となっています。

 セーヌ川を渡るとそこは文教地区で、ジャン・ヌーベルのアラブ世界研究所やパリ大学などの現代建築群が建ち並び、セーヌ川を挟んで景観が大きく変化します。(記:野々川光昭)

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