バッチャンハウスは、ハノイ郊外の焼物で有名なバッチャン村に建つ陶器ギャラリー併設の都市型住宅です。建築面積200㎡あまり、地上5階建て地下1階の建物は、低層部は大きな吹き抜けを持つギャラリー、3階から上部はオーナーの住居です。外壁は地元産のセラミックレンガと、大型の穴あきレンガによるダブルスキンの設え。陽射しはさらにその間に植えた木々の葉を透過して室内に入ります。室内からは大きなガラス越しに上下階の木々を楽しむことができます。オーナーは、セラミックレンガを焼くのに4年かかったと、この建物に対する愛着を話してくれました。
アトラスホテルは世界遺産のホイアン市街地の端に建っています。5階建て客室48室、1階は中庭のプールのまわりにシースルーで、レセプション、レストラン、カフェ、離れのジムが配置されています。外壁はタイルと植栽ボックスに植えられたグリーンカーテンの構成で、都市型ホテルの限られた空間に立体的に植栽を見せることで、どこにいても緑を身近に感じることができます。