(11) イトシュタイン~
カラフルな木組みの家が印象的な旧市街のイトシュタインは、1287年にナッサウ・イトシュタイン家のアドルフ王が、ハプスブルク家のルドルフ王により都市権を譲られたことから始まります。観光地としてはそれほど知られていませんが、改修工事を行いながらも歴史的建造物が街全体で残っています。中には傾いている建築物もありますが、元からではなく、建築時の資材不足により徐々に傾きはじめ、現在の姿になりました。日本でいういわゆる欠陥住宅を、ここでは見物としているそうです。
一見カラフルでおとぎの国のような街でしたが、歴史の時がそのまま刻まれたような、ロマンのある街並みでした。
(記:北田 莉沙)