
(14) 宜蘭 蘭陽博物館
宜蘭北部の頭城鎮(Toucheng)の清朝時代の鳥石港跡地にあり、台湾初の地方自治体による提案で18年かけて2010年に完成した博物館で、姚仁喜(Kris Yao)が設計した宜蘭の自然を保護し歴史と文化を発信する場所です。
池に沈み込むような外観は傾斜した地層の差別侵食によりできた台湾東北部のケスタ地形を、ブルーグレーの外壁は蘭陽平野に広がる田畑を表現しています。現在裏側の外壁は改修工事中でした。
内部は大きな吹抜けの中を2階から4階までエスカレーターで傾斜の角度と同じように進んで行きますが、外側に見えるフレームも斜めな為、少し違和感を感じながら上がっていきました。
頭城鎮は博物館の他に昔の街並みの頭城老街や亀の形をした亀山島等の見所があるので、今回は廻れなかったですが、今度はのんびりと散策するのも良いかと思いました。
(記:高羽悠介)